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中田永一『百瀬、こっちを向いて。』



スクールカースト(嫌な言葉だ)下位の僕が、野良猫のような目をした美少女百瀬と恋人として付き合うことに。そこには当然?カラクリがあって……という『百瀬、こっちを向いて』
海で溺れて以来昏睡状態となり、5年目に目覚めたわたしは、少しずつ5年前の事故の真相に近づく……という『なみうちぎわ』
テープ起こしのアルバイトを始めた高校生のわたし。あるときテープの中で話している覆面ミステリィ作家が知り合いだと気付き……という『キャベツ畑に彼の声』
過去の嫌な出来事から、学校では素顔がわからないくらいの化け方をしている わたしは、ある時同級生の男子に素顔を見られ、咄嗟に「妹だ」と嘘をついてしまう。でもそれでは済むわけもなく……という『小梅が通る』
以上、4つの話の入った恋愛小説短篇集。

恋愛小説なんていうとベタベタの甘いものを思い浮かべるかもしれませんが、そんなところは全くないのに、見事な仕掛けで主人公達を恋に落とします。上記のあらすじなんて吹き飛んでしまうような、二重三重の伏線が張られ、時には読者を騙す記述も交えながら、綺麗なストーリィになっています。

本作は作者の一作目ではありますが、まぁ、詳しくはGoogle先生にでもお尋ねください。
私はとても好きな作家ですので、名前はどうあれ、作家活動再開を喜びたいです。

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