仁木英之『さびしい女神』

さびしい女神 僕僕先生 (新潮文庫)さびしい女神 僕僕先生 (新潮文庫)
(2012/12/24)
仁木 英之

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旅を続ける僕僕と王弁と一行。
苗人の国で、争いの元となった旱魃を解決しようと走り回るが、というお話。

『僕僕先生』シリーズの、『胡蝶の失くし物』に続く5作目。
続きものですから最初から読む方がいいですが、本作に関しては、前作の『胡蝶の失くし物』を読んでおけば大丈夫かな。
前4作が小さな話を積み重ねつつの短編連作風だったのに対して、本作はほぼ一本の長編です。
ツンデレ恋愛話はほとんどなく、世界が滅びそうな話が展開します。脇役たちは勿論のこと、主人公の僕僕すら(ある意味では)ほとんど出て来ずに、王弁オンステージの様相でした。

ただ、ね……王弁は頑張ってくれましたが、話の大部分は予定調和的で予想通り。まあそうでしょうね、という感じ。
最後に僕僕がどんなどんでん返しをもってくるのか!と期待して待っていたのですが、結局王弁が見た過去視と五十歩百歩というのは、ちょっと。いつもなら諦めそうな場合でも頑張ったことで、王弁はよかったってことなんでしょうか。
何か、フワフワと座りの悪い感じのお話でした。

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