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黄文雄『中国・韓国が死んで教えない近現代史』


中国・韓国が死んでも教えない近現代史 (徳間文庫)中国・韓国が死んでも教えない近現代史 (徳間文庫)
(2005/07/31)
黄 文雄

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まぁ、タイトルから想像できる内容です。少々目新しいのは、著者が台湾人であることでしょうか。

最近では周知のことですが、十数年くらい前に彼らと付き合って初めて気づいたのは、韓国と台湾はお互いがお互いを嫌っている、ということ。仕事で韓国の会社と台湾の会社を一派一絡げに扱うと「自分たちはあいつらとは違う」と双方から叱られます。その時は、新興工業国同士のライバル意識かと思ったのですが、もう少し根深いものがあるような。
どっちにしろお前ら日本から技術を教えてもらった(時にはパクった)んじゃん、とか思ったわけですが(同じように書けば、70年代まで日本だって米国からずいぶん技術を教えてもらったり盗んだりしている)、台湾人は「日本人に教えてもらった」と言うのに対し、韓国人は「我々の独自技術」と言い張るのが少々xxxでした。だって製造ラインで使っているテストプログラムの画面まで、同じ物を作っている日本の某社とそっくりなのは、なんでだよぉぉ。お前の独自技術には「透視術」とか「テレポテーション」とかそういうのも入っているのかよぉぉ。

ともかく、
嫌韓・嫌中の方には心地良い言葉が並んでいます。ただ、半分くらいは他の嫌韓・嫌中本で言い古されていることかも、と思って奥付を見ると最初は2002年発行なので、むしろこちらがこの手の本の先駆けかな。
私はどちらかというと嫌韓・嫌中の人なので、読んで心地悪いわけではないのですが、むしろ日本バンザイ過ぎで気持ち悪い。物事ってゼロかイチじゃないだろうと思う。嫌韓・嫌中の原因となっている日本への全否定に対して、「それだけじゃないだろう」と思ってしまうことの、ちょうど裏返し。
台湾は本当に中国の一部なのか?という考察は興味深かったのですが、他の部分の日本バンザイぶりが我田引水過ぎて、こちらの考察も素直には受け取れなかったのは、残念。
あと、全体に構成というか、まとまりが悪くて、同じ様な話があちこちで繰り返されているのが、事実を書いているというより悪口を書いているような印象になってしまっているところも、残念。

少々不遜・不真面目に書けば、嫌韓・嫌中の方が気持ちよくなるために「娯楽」として読むのは良いと思いますが、書かれていることを鵜呑みにして吹聴する前には、自分自身でちゃんと中身の確認・精査を行った方が良いだろうなぁ、と思いました。
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