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山本博文ほか『こんなに変わった歴史教科書』


こんなに変わった歴史教科書 (新潮文庫)こんなに変わった歴史教科書 (新潮文庫)
(2011/09/28)
山本 博文

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タイトル通りの本です。
教科書は、余り頻繁に変わるものでも無いが、改訂の度に最新研究の知見を盛り込んでいます。歴史教科書もしかり。この本では、東京書籍が刊行した中学校用歴史教科書の1972年(昭和四十七年)版と2006年(平成十八年)版を比べてみてます。

私は子供もいないので、最後に歴史教科書を読んだのは30年位前のこと。そこからは随分変わったことが色々触れられています。
例えば、最近テレビのバラエティ番組などでも取り上げられていますが、私らの頃には「いい国つくろう(1192年)鎌倉幕府」と覚えたわけですが、今や鎌倉幕府の成立は1192年ではないわけです。
いやぁ、今でも唯一覚えている年号語呂合わせが、今や使えないとは。

歴史って好きなのですが、実は、学校の勉強としては苦手でした。そもそも年号を覚えるのが嫌いだったし。
学生の頃疑問に思って教師に質問したのに、ウニャウニャはっきり答えがもらえなかったことが、今では実は変わっている、という事例が結構載ってました。
教師ぃぃぃ〜子供の純真な学ぶ心を君らは蔑ろにしてきたのよ、って、教師だって知らないことを訊かれて困ったんでしょう、きっと。


この本の主旨からは外れますが、
鎌倉幕府の成立ならまだしも、例えば倭寇の実態とか、そんな話題になると途端に口を挟みたくなる人(国)が多数になるのは、なんだかなーって思うところ無きにしも非ず。今や、向こうでも「倭寇には倭人は1-2割、大半は高麗人が倭人を装ったもの」という文献が見つかっているのに、「我が国は昔から日本の脅威にさらされていた、云々」と言いたいがために、頑として新しい知見を受け入れない。そんな人達に「日本人は正しい歴史認識を持て」と言われても、それ「正しい」歴史認識じゃなくて「俺に都合の良い」歴史認識じゃないの?と思ってしまう。
一方、台湾のように、同じく日本領だった時代を経て抗日の歴史も持っているのに、今は反日ではない、という地域も存在する。何が違ったのかな?と思うと、やっぱり教育の影響って少なくないと思ってしまいます。

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