古川日出男『gift』


gift (集英社文庫)gift (集英社文庫)
(2007/11/20)
古川 日出男

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189ページに20篇の入った短篇集、というか掌篇集(単行本の時には一篇少なかったようです)。
各篇のタイトルに1ページ使ってますから実質169ページで、平均8ページ余り。文字も行間も大きめで、ページ組の関係で最終ページが白紙の話もあるので実質それより短い。
各篇は特に関連なく、良く言えばバラエティ豊か、悪く言えばバラバラ。この短さですので起承転結が揃っていない話も少なくない。音楽カウントダウン番組で曲の特徴的なところだけ10秒ほど次々流れていくことがありますが、20篇のイントロ集というか、それの小説版という趣に思えました。中には、本当にこの枠組で長編書いてくれないかなぁ?と思ったりして。

20篇あるので、たぶん誰でも幾つか好きな話があると思います。とは言え、好きで好きで73回読み返しました、という類の話でもないでしょう。古川さんの書く話が好きな方は読んでみると良いと思います。読後は少しのあいだ不思議な感覚が湧きましたが、それは普遍的なものなのか、私が古川さんの書く話が好きだからなのか、ちょっと分かりませんでした。

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