FC2ブログ

伊坂幸太郎『ゴールデンスランバー』


ゴールデンスランバー (新潮文庫)ゴールデンスランバー (新潮文庫)
(2010/11/26)
伊坂 幸太郎

商品詳細を見る

野党自由党から伏兵として現われ、首相に上り詰めた金田貞義。郷里仙台での凱旋パレード中に暗殺される。
時を同じくして警察に追われる、というより、殺されそうになる青柳雅春。首相暗殺の濡れ衣を計画的に着せられ、必死の逃走をすることに。
どうなる?青柳、というお話。

「静かになりたい」と直木賞選考対象になることを辞退したことでも話題になった作品。08年本屋大賞、第21回山本周五郎賞受賞。
いつもの伊坂さんと同じく、序盤から散りばめられた伏線を拾いながら話は進みます。書かれた時点で「伊坂作品の集大成」と言われていたのも、納得できるところ。
ただ、エンターテイメント映画やテレビドラマとしてこのストーリィを持ち込んだとしたら、きっと却下になったでしょう(もっとも、この話は映画化されています。見ていませんが)。

割りと早い段階、前半1/8くらいの第三部『事件から二十年後』で事件の顛末は語られます。
結末が判っていても、読んで面白いので御心配なく。そういう意味では、ミステリィではなく、アクションもの(というほど活劇ではありませんが)という方が正しいかも。

いつも思うのですが、伊坂作品ってタイトルなんとかなりませんかね?どうもしっくり来ないのですが。それとも伊坂さんの中ではしっくり来ているのかな?

もしかしたら最初から気づいた方もいるかもしれませんが、最後まで読み終えた後に、再び第三部を読んでみて下さい。この章は雑誌か何かの記事のように書かれていますが、誰が書いたんだろう?と考えると楽しいかも。
いえ、私は単に読み返すまで気づかなかった、というだけのことなのですが。

関連記事
スポンサーサイト



Comment

Comment Form
公開設定