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遠藤武文『プリズン・トリック』


プリズン・トリック (講談社文庫)プリズン・トリック (講談社文庫)
(2012/01/17)
遠藤 武文

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市原の交通刑務所に収容されていた宮崎は、同じ受刑者の石塚を殺害して逃亡。何故刑務所内で?どうやって刑務所内で?どうやって逃亡した?と謎を追ううちに……というお話。
第55回江戸川乱歩賞受賞作。

いやぁ〜なんでしょうね、これ。
交通刑務所の記述はかなり細かい。よく調べたなと思う。それを使ってのトリックも悪くないのですが、え?と思うところなきにしもあらず。
さらに、その後の展開となると……この人何のために出てきたんだっけ?と思う人や、あのエピソードはどうなったんだっけ?と思うところも、あちこちに。話を複雑にしたいがために、訳がわからないことになっているような。
乱歩賞得意の社会性、例えば交通事故の加害者と被害者、法体系の問題点(この作品の応募時のタイトル)なども、触れつつも、深堀したわけでも作中の犯罪と深い関係があるわけでもない。受賞対策で入れたでしょう?と疑わざるをえない程度。
そして解決編となると……

残念ながら乱歩賞としてはかなり出来悪し。

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