デイヴィッド・ハルバースタム『ザ・コールデスト・ウィンター 朝鮮戦争』

ザ・コールデスト・ウインター 朝鮮戦争〈上〉 (文春文庫)ザ・コールデスト・ウインター 朝鮮戦争〈上〉 (文春文庫)
(2012/08/03)
デイヴィッド ハルバースタム

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ザ・コールデスト・ウインター 朝鮮戦争〈下〉 (文春文庫)ザ・コールデスト・ウインター 朝鮮戦争〈下〉 (文春文庫)
(2012/08/03)
デイヴィッド ハルバースタム

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米国のジャーナリストによる、朝鮮戦争のノンフィクション。

小中高とも太平洋戦争以降の歴史の授業っておざなりで、朝鮮戦争もしかり。半島で戦争があったことは知っていても、どういう経緯でどうなったのかは、戦後生まれの私にはよくわからない。このあたりは米国も一緒のようで、「忘れられた戦争」というタイトルの本もあるそうだ。
そんな朝鮮戦争の経緯を一度ちゃんと知りたくて手に取りました。

概ね編年体(時系列)で書かれているのですが、時々紀伝体(人物毎)に記述するところが、少々判り難い。
情報ソースの大部分が米国、ソ連(現在のロシア)がそれなり、中国は少々、北朝鮮・韓国についてはほとんどないというのは、現在の国の情報の開放度から仕方ないところだけれど、特に中国、北朝鮮のところは想像が多い。もう少し韓国部分を頑張っても良かったのでは。
あと、翻訳者の二人が慣れてないのか、どうも文章として読み難く判り難い。エモーショナルな新聞調で、一文取り出すと間違いではないのだろうが、前と後の繋がりが悪く整理ができてない感じ。

さすがに最近はないようですが、私の子供の頃は、マッカーサーを不可侵の如く記述している文にぶつかりましたが、正直、このマッカーサーという人物、テストの成績はよいけど、そんなに賢そうに思えなかったのですが、この本ではまさにその通りの記述ばかり。全体の1/3はマッカーサー批判?という調子でした。ここは「なるほど」と確認したところ。

本作は著者の遺作&労作だとは思うのですが、ある水準は越えていますが、今一歩という印象でした。

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