大谷羊太郎『杜の都マジック殺人事件』

杜の都マジック殺人事件 (ジョイ・ノベルス)杜の都マジック殺人事件 (ジョイ・ノベルス)
(2007/02/16)
大谷 羊太郎

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会社の創立70周年の記念式典で行われたマジックで、殺人が発生。
被害者は、どうやって、なぜ殺されたのか?というお話。

のんびりしてます。作者は「ユーモア・ミステリィ」のつもりだと思いますが、ユーモアものんびり。何というか「昭和の話」って感じ。本当に古い話かと思って見えると、2007年の書き下ろしでした。
作者は、長く作家をされて本作発表当時76歳ですが、選ばれる言葉のせいでしょうか。携帯電話は今なら「携帯」と書くでしょうが、本作では「ケータイ」です。社長を守るためにくっついている人は「ガードマン」。今なら「ボディーガード」でしょうね。そもそも、会社の創立記念式典に社長参加のマジックをやるというのが、「今」じゃないですよね。「80歳の会長の発案」というならまだしも、嬉々としてマジック参加するのが五十歳の現役社長というのが、ほぼ同じ年令の私から見てもズレているような。

事件は東京で起こりますが解決は仙台で。無理に仙台へ行かなくても、という気もしますが、そこはトラベル・ミステリィ、2時間ドラマの原作狙いということで。

キツキツのミステリィを読み慣れていると、こののんびり具合はちょっとタイミングが合わずの大空振り、という感じでした。

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