恩田陸『上と外』


上と外〈上〉 (幻冬舎文庫)上と外〈上〉 (幻冬舎文庫)
(2007/10)
恩田 陸

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上と外 下 (2) (幻冬舎文庫 お 7-10)上と外 下 (2) (幻冬舎文庫 お 7-10)
(2007/10)
恩田 陸

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一緒に暮らす母 千鶴子と小学生の娘 千華子、父方の祖父母や伯父家族と暮らす中学生の息子の練、考古学者でG国在住の父 賢は、離婚で別れて暮らす元家族だが、夏休みに集まって一緒に過ごすことを習慣にしている。今年は、三人が日本から賢のいるG国へ行くことに。
再婚相手が出来て有頂天な千鶴子と再婚相手がいま一歩気に入らない千華子がギクシャクする中、観光する四人だったが、突然謎の集団によるクーデターが勃発。混乱の中、移動のヘリから練と千華子がジャングルに落ちて……というお話。

ネタてんこ盛りです。家族の謎、サバイバル、失われた文明、パニックもの、ポリティカルアクション。昔のアドベンチャーゲームみたい。一体これはどこへ行くんだ?というジェットコースター小説です。中には、種は蒔いたものの詰め込む事が出来ず、さりとて無かったことにも出来ず、変な感じで残ってしまったものも。

元々このお話は、隔月文庫書き下ろし六分冊という、なかなかハードな形式で発表されました。↑で紹介したものはそれを上下巻にまとめたもの。最近はもう六分冊の方は店頭に無いと思いますが、変な組み合わせで買わないよう念のため御注意下さい。

ちょっと詰め込め過ぎ、やり過ぎ感もあって、一個一個要素の掘り下げも弱いのですが、いつもの恩田さんの悪い癖は出ずに、ストーリィそのものは楽しめました。

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