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伊藤計劃『虐殺器官』


虐殺器官 (ハヤカワ文庫JA)虐殺器官 (ハヤカワ文庫JA)
(2010/02/10)
伊藤 計劃

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9・11以降、先進国では徹底した管理体制でテロを封じ込める一方、発展途上国では内戦や大量虐殺が急速に増加していた。
クラヴィス・シェパードは、内戦や大量虐殺のキーパーソンの暗殺を専門とする米軍特殊部隊員。いくつかの任務をこなすうち、大量虐殺を演出する謎の人物、ジョン・ポールを追うことに。
ジョンは、何のために、どうやって大量虐殺を演出するのか?米国の追求をどうやってかわしているのか?
解明していくうちに……というお話。

分類すればSFになるでしょうか。出てくる世界やテクノロジーは、今よりは少し未来です。
ジョン・ポールにまつわる謎もSF的ですが、一方、SF部分は付け足しみたいなもので、本当に書かれていることは、人間のありようだったり、世界の仕組みだったりします。ちょっと哲学的でもありますが、そんなに小難しくはありません。
ゼロ年代最高のSF、という評判も聞きます。最高かどうかは主観が入るので置いておくとしても、素晴らしいものであることは確かです。

話の中身とは直接関係ありませんが、この本を早川書房はどうしてこんな中途半端な大きさにしたんでしょうか。一見文庫本サイズなのですが、普通の文庫本より5mmほど長い(背が高い)。主な読書が通勤電車の中の私は、本にはブックカバーをかけて持ち歩くのですが、文庫用のカバーは使えずに、新書用のカバーを余らせながら使いました。やめて欲しいよ、本当。

残念ですが、作者の伊藤計劃氏は2009年に病没しています。体調が万全で、書き続けていれば、いったいどんな物語が紡がれたか。
残念です。

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