中山七里『さよならドビュッシー』


さよならドビュッシー (宝島社文庫)さよならドビュッシー (宝島社文庫)
(2011/01/12)
中山 七里

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ピアニストを目指す遥。祖父や従姉妹と一緒に火事に遭い、全身大火傷を負う。それでも生きるために厳しいリハビリを行ない、再びピアニストを目指すことに。そんな中、不可解な事故が続き、遂に殺人事件が。遥はコンクールに入賞できるか?起こる事故、殺人の犯人は? というお話。
第8回『このミス』大賞受賞。

解説に大森望氏も書いてますが、スポコンものです。いや、本当に。
学友の意地悪とか、ライバルの口撃なんてベタすぎて、なんだよこれって感じ。唐突&短すぎて、むしろ出さなくてもよかったのでは?ライバルは、もう少し前から出して解決への布石に出来たと思うんだけど。

ちょっと構成が雑でしょうか。ネタバレになってしまうので具体的には書けませんが、例えるなら、「駅員なのに改札を通ったことがない」というのは、おかしい。調べてみると、実は消防士が駅員に化けてました、と言われて「なーるほど、消防士だから改札通ったことないのね」と納得できます?それ変でしょう。
出てくる事故や事件の動機も短絡的で、いい大人がこんな事しないだろう、という感じなきにしもあらず。最後の事件の犯人は、それは確かに意外でしょうけど、良い人が良い人を必要もないのに殺してしまったようで、何か割り切れないものを感じました。

面白くないわけではないのですが、何か、残念です。
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