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青年よ、投票へ行け

衆議院が解散したらしい。
投票は12月16日らしい。

マスコミは政策がどうこう言うけど、そういえば前回マスコミが全面応援していた民主党はどんなことになったかは、御存知の通り。民主党がやると言い、他がやると言わなかったことの大部分が、実は「出来ないからやるとは言えなかった」ことだったわけで、
まぁ、もう少し勉強した方がいいよね、マスコミも我々も、と思いつつ、面倒くさいよね。

もしあなたが「絶対実現したい政策」をお持ちで、それを投票することで実現しようとしているならば、ま、はっきり言えば期待しない方がいいです。そういう確固たるものをお持ちの方は、投票される側、政治家になる方がより近道です。
大多数の普通の人は「確固たる政策」とか「政策を作る能力」とか、そんなものも持っていない。だいたい、そんなの考えるだけで面倒だし、そんな面倒なことをしてもらうために税金払って政治家とか官僚とかいるんじゃないの?とか思う。

小学校の頃に習ったじゃないですか。産業は、自然を相手にする第一次産業と、工業製品を作る第二次産業と、人間にサービスをする第三次産業に分かれるって。すると政治家ってのは、間違いなく第三次産業、つまりサービス業の一種だってことです。
サービス業が気にするのは「客に嫌われないこと」です。サービスのコストパフォーマンスが良いことも勿論大事ですが、そもそも嫌われて店に来てもらえなければ、コストパフォーマンスの良さも発揮できません。
政治家にとって「客に嫌われないこと」ってのは、つまりは、選挙で落ちないことです。選挙に落ちて議員でなくなれば、いくら立派なサービス(政策)も絵に書いた餅です。

各党が主張している個々の政策を理解して投票するというのは由緒正しいやり方ですが、怠惰で能力の足りない私には、とても出来そうにありません。
そもそも、各党とも課題は言うけど解答は言わないですからね。「経済再生」「震災復興」「地方分権」と言われて、否定する人はいないでしょう。でも大事なのは「どうやって経済再生するか」「どんな震災復興をするか」「どこまで、どのように地方分権をすすめるか」ですけど、そんなことどこも言いませんよね。そこに内容や能力に差が出るのに。

だから、
候補者の主張を理解することはもう諦めましょう。解答を出してないのに採点してくれと言われているようなものなんですから、不可能なことを要求されているんです。
そもそも何で我々が候補者に歩み寄って理解する必要があるんでしょう?こっちは金を払ってサービスを受ける側ですよ。ならばやることは「こいつどのくらい賢いかな?(上手く課題を処理するかな?)」を見ること。
さらに「どのくらい有権者を恐れているかな?(失敗しないようどのくらい一生懸命になるかな?)」です。


年齢別投票率の推移 | 財団法人 明るい選挙推進協会
(財団法人 明るい選挙推進協会というのが、何をやっている団体なのか知りません。知らないのだから言えないのですが、もし、こんなデータを表示するだけで給料がもらえているとしたら、まだまだ日本は豊かな国だと思う次第)

日本の人口統計 - Wikipedia

などから計算すると、全投票数のうち、二十代は10%弱、三十代は15%です。合わせて24%。
つまり今でも、4人に1人は二十代・三十代に有利な政策を行う政治家を送り込むことが可能です。

ではなぜそうなっていないかと言えば、小選挙区制という制度上の問題と、効率の問題です。
二十代で50%、三十代でも65%くらいしか投票に行きません。つまり二十代・三十代に訴えても5-6割しか票にならないのです。これで小選挙区制では勝てません。
小選挙区で、候補が何人いるか、いま話題の一票の格差などの要素を端折って、すごく大雑把に計算します。
選挙区あたり投票数が25万票あるとすると、今の投票率ですと二十代・三十代の票は6万票弱です。
例えば二・三十代の投票率が80%に改善したら、投票数は27万票、二・三十代の票が8万票余り。当選ラインを15万票としますと、なかなか存在感が出てきます。ここまでまとまってくると無視できるサービス業(政治家)は多くありません。
投票率80%が無理だって?よく見てください。六十代の(迷惑な)団塊の世代の投票率84%よりも、まだ下ですよ。無理なんてことは絶対ない。
さらに、その政治家が三・四十代だったら、十年後、二十年後のことも考えないといけない。何も「日本の明日を考えて」なわけじゃなく「自分の五・六十代の選挙を考えている」だけですが。多少は若い世代に受けの良い政策を行う圧力がかかるでしょう。

「選挙行ったって俺の一票なんてさ」とシニカルに構えるのは勝手です。実際、あなたの一票の有効性は限りなくゼロに近い。同じ選挙区内なら、二・三十代でも八・九十代でも一票は一票でしかありません。そういう意味では「俺の一票」は全員一緒です。
でも、あなたが選挙に行ったということが、数字になって、あなたに有利な政策を作ろうという政治家が出てくるんです。
極論すれば投票内容なんてどーでもいい。褒められたことではありませんが、白紙だって構いません。
「こいつらを怒らせたら面倒だ」「こいつらに媚びておけば得だ」と政治家に思わせるだけの投票率を叩きだすことが、まずは必要なことなんです。

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