三津田信三『首無の如き祟るもの』

首無の如き祟るもの (講談社文庫)首無の如き祟るもの (講談社文庫)
(2010/05/14)
三津田 信三

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奥多摩の媛首村の旧家 秘守一族。3つの家の勢力争いと、古くからの首切りに関する呪いの伝承とが絡みあう中、死体が転がり出て……というお話。

本格ミステリィとホラーの融合を目指す、とのことですが、ホラー色は弱めでしょうか。横溝正史などを読み慣れていると、結局最後はミステリィ(理屈が付く)なんだよね、という先入観の分、怖さは半減して損をしているかも。
トリック部分は、ちゃんとしたロジックを組み立て、ホラー色で誤魔化すようなところはありません。トリックマニア的には美しい論理が展開されますが、正直、真相がわかった時の爽快感は薄い。

ストーリィはよく出来ているとは思うのですが、楽しかったかというと、微妙なところ。
私は作者の作品を読むのはこれが初めてですが、これは「刀城言耶」シリーズの一作だそうなので、シリーズ物としては萌える要素があるのかもしれません。

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