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藤川太『サラリーマンは2度破産する』

サラリーマンは2度破産する (朝日新書)サラリーマンは2度破産する (朝日新書)
(2006/10)
藤川 太

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野党の頃はずいぶんぎゃあぎゃあ騒いでいたけど、政権を取ってから、民主党もマスコミも忘れてしまったかのように何も言わなくなった年金ですけど、いまだにいくら受け取れるのやらさっぱり判りません。今から制度が変わらなかったとしても、今の現役サラリーマンがいくら年金を受け取れるのかわからない、でも保険料はちゃんと払ってね、というのは、何だよそれ、って感じ。
さらに「老後の備え」と言うけれど、いったいいくら備えればいいのかも、やっぱり判らない。

そんなあなたや私のための本です。

この手の本では、やたら危機感を煽って「だから金を買え」とか「投資技術は生活技術」なんてやったりするものが多数ありますが、
こちらは、タイトルは刺激的ですが無用な危機感を煽ることもなく、ライフスタイルやライフサイクルを分析して、生涯にかかる金額を算出する方法を淡々と説明してくれて好感が持てます。

ただ、本来正解のない話ですから、一つの話だけを鵜呑みにして頼り切ってしまうのも考えもの。
例えば著者は持ち家にはネガティブなようで「大きな震災などが起こっても賃貸ならリスクはない」みたいなことを書いてますが、普段でも高齢者が新たに賃貸を借りることが困難なのは周知の事実。震災などが起こった時、賃貸ならば資産の目減りが無いのは確かですが、新たに住むところを確保する大変さは似たようなものでしょう。そもそも著者は「持ち家に資産価値はない」と言っているんだから、災害で目減りしたって問題ないんじゃないかな?
個人的には、
大事なものはコストで決めない。 - Chikirinの日記
こちらの考えの方が好きです。

とは言え、
今までよく判らなかったことを理解するための方法がわかるのは、有難いところ。
読む本というよりは、使う本、でしょうか。

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