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優先順位が変だろう

【原発】セシウム汚染牛“全頭買い取り”検討も

放射能に汚染された肉牛を全頭買取の方向、とのこと(記事では「福島県の」となっていますが、その後福島県産以外の肉牛からもセシウムが出て、そちらも同様になるとのこと)

また、政策優先順位が変な話。

何も落ち度がないのに飼っていた牛を汚染されて困っている農家が、政府や東電に「責任取れ」と迫るのは当然のことです。
一方政府は、農家を含む全ての国民の安全確保と不安除去を最初に考えるべきでしょう。汚染牛の買取を行えば、それは困っている農家の助けにはなるでしょうが、今起こっている問題の解決には何もつながりません。

今どんなものが流通しているかわからない中、国産牛肉を購入する勇者はそうそういない。「福島県産でなければ安全」なんて誰も信じないでしょう。原因が稲わらで、その稲わらがどこをどう流通しているかわからない中、他県が安全と言い切ることは出来ない。さらに、広く薄く放射性物質が降った関東・中部地域だって、牛の中で濃縮されることだって十分考えられる。
この不安が全国の農家・肉牛業者をどん底にたたき落としているんです。

まずやることは「今 流通している牛肉は安全です」と言える体制にすることでしょう。
何よりも消費者を守ることが、消費者は勿論のこと、結局は多くの農家を救うことにつながります。

一番手っ取り早いのは全頭検査。それによって国産牛の流通は再開できるし、少しずつだろうけど消費も戻る。今セシウム汚染が判明している一部のために国産牛全部が死にそうになっているのを救わないと。
勿論、汚染牛の買取が悪いわけではありません。損害賠償という意味から平行して行うべきでしょう。
でも、もっと多くの農家と全ての消費者を救うことに早く着手すべきじゃない?順番が違うんじゃない?ということ。

ただこれ(「汚染牛買取ります」)って、伝統的な農業政策のような気がします。
「海外から安い食糧が入ってくる、大変だ、だから国内農業保護のために補助金を出そう」
何故農家の競争力をつけるような方向に金を使わない?そりゃ農家は補助金をもらっていれば不都合はないかもしれないけど、根本的な解決にはならないことに金を使っていますよね?海外からの輸入が一時的な現象なら数年補助金でしのぐのもいいですが、そんなことありえない。
結局、一部の頑張っている農家は独自に輸出できるまでの競争力をつけたけれど、税金漬けになっただけの大部分の農家の改革・改善は進まず、最近はTPPに参加するなの大合唱。

「政権交代」とやらが起こったらしいですが、
結局やっていることは同じ、という気がしますけど。

そしてもう一つ。
だれも乳牛のことを言わないけど、牛乳って安全なの?
牛が汚染した稲わらを食べても、牛乳に濃縮されて出ないの?
牛乳って子供が飲むことが多いような気がするのですが?
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