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スティーヴン・ハンター『極大射程』


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ヴェトナム戦争の伝説的名スナイパー、ボブ。今は隠遁生活をおくっている彼のところに新開発弾丸の試射依頼が舞い込む。訝しく思いつつも依頼を受けた彼は、その隠れた目的を知ることとなり……というお話。

ずいぶん前の話です。翻訳されてから10年以上経ちますし、オリジナルが書かれてから二十年近い。でも翻訳がよくて違和感がありません。翻訳物は訳者の仕事が話を左右します。単純に出来不出来だけでなく、作者と訳者、訳者と読者の相性というのもありますし。

私が初めて米国へ(そして初めて海外へ)行ったのは湾岸戦争が実質終了してから数日という時だったのですが、当時の米国の熱狂と、それに対するヴェトナム帰還兵の憂鬱とか、決して景気はよくなくて何となく街がちょっと暗い感じとか、そんなことを思い出しました。

最後が裁判で、そのオチが明智小五郎だったのはナンですが、訳者が解説で書いている「作者が嫌いな人」全員にひどい目に遭わせるには、必要だったんでしょうね、これ。
楽しく読めました。
ただ、マッチョな男がマッチョな理論を振り回す話なので、そんなものを許容できる方限定、という気はします。

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