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東野圭吾『眠りの森』


眠りの森 (講談社文庫)眠りの森 (講談社文庫)
(1992/04/03)
東野 圭吾

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直木賞受賞で映画にもなった『容疑者Xの献身』やテレビドラマになった『探偵ガリレオ』などの著者 東野圭吾。デビューの『放課後』から何年間か新作が出るたびに読んでいて、この話もハードカバーが出た直後に読みました。今回は文庫版で二十年ぶりの再読。
バレエ団の事務所に侵入した男を殺してしまったのは、本当に正当防衛だったのか?というお話。
20年も経つとさすがに古くさい匂いはしますが、組み立てられていく話は丁寧、乱歩賞出身作家らしいオーソドックスなスタイル。一緒に乱歩賞を取った森雅裕がこの頃には「どっちへ行くんだ」状態になっていたのとは対照的。そこが良くもあり物足りないところでもあり。近作でも感じる手堅さは安心できましたが、私自身の好みは森雅裕の方が上でした。
ただ、この話は推理小説ではなくて恋愛小説と思った方が正しいかも。本格もののロジックを期待すると物足りないものになると思います。
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