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ロバート・A・ハインライン『宇宙の戦士』


宇宙の戦士 (ハヤカワ文庫 SF (230))宇宙の戦士 (ハヤカワ文庫 SF (230))
(1979/09)
ロバート・A・ハインライン

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SFの古典です。
最近は原題の「Starship Troopers」の方が映画で有名になってますが、映画と原作は似ても似つかないものだそうです(映画を見てないので、伝聞形)。
初めて読んだのは二十五年以上前。ガンダムのモビルスーツというアイデアが、この話の機動歩兵をヒントにしたと聞いたからでした。ただ、その時の印象もストーリーもすっかり忘れていました。

少々甘ちゃんなジョニーが軍隊に志願して鍛えられ、機動歩兵として蜘蛛みたいなエイリアンと戦い、大人になるというお話。少年の成長物語です。ロボットアクション物ではありません。

でも、成長物語より全面に出てくる、作者の軍国主義的主張に気色ばむ方も多いでしょう。何たって地球中が軍政という設定です。「暴力は、歴史上、他の何にもまして、より多くの事件を解決している。その反対意見は希望的観測に過ぎぬ」と書かれてしまうと、全くの間違いでないだけに何とも居心地が悪い。
「未成年にはたいした罰を与えられず、十八(成人)になったら突然死刑を言い渡すのは、当人とっても不幸ではないか?」と言われると、最近の子供は少し飼い放し過ぎじゃない?と思っている私には、無下に切り捨てることも出来ません。子供を躾けるのは大変で不愉快なことでしょうから、親の中には『子供の自主性』のお題目に嫌なことを避けているだけの人もいるのでは?とか思ってみたり。
ま、子供のいない私が言っても、説得力ないですけど。

賛否はともかく、あまりに今の日本の状況にぴったりだなと思って奥付を見ましたが、この話が書かれたのは1959年。道理で「バンザイ」と叫ぶ変な日本人(名前はスズミ(笑))が出てくるわけだ。約半世紀経って、当時の米国と同じような社会に日本がなったのでしょうか。ベトナムに米国が介入する前で、軍に対する感情も肯定的な時期だったのかもしれません。
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