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石田衣良『Gボーイズ冬戦争』


Gボーイズ冬戦争―池袋ウエストゲートパーク〈7〉 (文春文庫)Gボーイズ冬戦争―池袋ウエストゲートパーク〈7〉 (文春文庫)
(2009/09/04)
石田 衣良

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石田衣良のデビュー&出世作『池袋ウエストゲートパーク』シリーズの7巻目です。
テレビドラマにもなったので、御存じの方も多いでしょう。もっとも、テレビと本はずいぶん違うそうなので、小説好きがドラマを、ドラマ好きが小説を読むと期待はずれとか。テレビは石田衣良のものというよりは、宮藤官九郎のものでしょう、たぶん。
その時々の風俗・事件を取り込みながら、池袋のトラブルシューター、マコトが足と知恵とツテを駆使しながら依頼を解決していく、というのが大体の筋立て。ただ近作は、ヤクザかGボーイズ(ストリートギャング)が登場して暴れれば解決というストーリーが多くて、違うのは取り上げる題材だけ、という傾向なきにしもあらず。
一冊に四本の短編(たいてい、春夏秋冬)が入っていて一年が過ぎます。本作も四つの話が入っていますが、表題作の『Gボーイズ冬戦争』は、一巻目(『池袋ウエストゲートパーク』)と二巻目(『少年計数機』)の中の話を受けているので、こちらを読んでからの方がいいでしょう。もっとも、私も旧作を読んだのは何年も前で、すっかり話を忘れてましたが。

石田衣良の話は面白いのですが、中には甘すぎて胃もたれしそうなものもあるのですが、このシリーズは好きで読み続けています。
ファンとしては今回も楽しめました。が、初めて読む方にはおすすめしません。シリーズ物は多かれ少なかれそうですが、七巻目までくれば一種お約束が出来上がっているので、これをいきなり読むというのは、いくら短編連作形式とはいえリスクが大きい。定石通り一巻目からどうぞ。
また、シリーズ全体を見たときにも、この巻はそんなに出来が良かった、という感じがしません。『要町テレフォンマン』や『バーン・ダウン・ザ・ハウス』はストーリーも一本道です。『詐欺師のヴィーナス』はちょっと違うけど。表題作の『Gボーイズ冬戦争』は、何か何もしないうちに相手が自爆した感が強い。もう少し練ってからストーリーにしてもよかったと思うけど。
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