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中島みゆき『店の名はライフ』


あ・り・が・と・うあ・り・が・と・う
(2001/03/28)
中島みゆき

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中島みゆきのオリジナルアルバム三作目『あ・り・が・と・う』の二曲目、『店の名はライフ』。
歌詞は、こんな感じ

別に変わった言葉が使われているわけでも、押しの強いメッセージが含まれているわけでもありません。
巨乳の(笑)母娘で深夜まで(朝まで?)やっている喫茶店。一階にも二階にも学生が溜まり、徹夜で続く恋愛論と運命論の行き止まり。時代(1970年代)を考えれば、新左翼の溜まり場だったのかもしれない。この店が実在したのは左翼運動の盛んだった北海道大学の前だったそうだし。

でも、今はもうない。
頭の切れそうな二枚目マスターと足の真っ直ぐなウエイトレスが「いらっしゃいませ」と言う……

ただそれだけの歌詞なのだけど、どうしてこんなに心惹かれるんでしょう。
Googleの検索欄に「みせのなは」と入れただけで、ちゃんと出てくる。シングルカットもされていない曲だというのに。
「恋愛論」と「運命論」の「階段は塗り込めてしまった」なんて歌詞に、小賢しい解釈を加える事にすら、罪悪感を感じたりして。

そうやって「塗り込めてしまった」ことは、良くないことだったのか、良いことだったのか。そもそも、良いとか悪いとか、考えることが間違っているのか。
でも、やっぱり、きっと、何かを無くしたんだなぁ、というぼんやりとした、ちょっと悲しい気分だけは残っている。

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